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おじさん回線を繋ぐの巻 その3

前回のあらすじ

ネット回線会社も決まり、夢のIT生活に一歩近付いたのである。

 

今回は、回線工事で起こった話です。

因みに、誰かを責めようとか、ふざけるな!という意図は全くなく、こんなことが起こるんだー。と、読んで少しでも楽しんで頂けたら幸いです。

 

 

 

今日は、待ちに待った、回線工事の日。

長かった。。

心なしか、いつもより空も青く感じる。

感慨に耽っていた私。

 

そんな清々しい朝にかかってきた電話から、長い2週間は始まるのである。

 

〇〇さん

「おはようございます。今日、回線工事に伺う〇〇と申します。今、回線工事が立て込んでまして早く伺っても良いでしょうか?」

 

 

「はい大丈夫ですよ。お待ちしてます。何時頃になりますか?」

 

 

〇〇さん

「今からなのですが、、」

 

い・ま・か・ら・・10分くらいだと思っていた。。

私の工事予定時間が朝一番だったので、さらに早くなる。ちょっと予想外の早さ。

でも、それだけ早く工事が終わるという事だ。

 

「大丈夫です。お願いします」

 

 

ということで、少し早めになった工事。

知らない人を家にあげるのってなんか緊張するなー。と、ドキドキしつつ待つ。

 

来るゴンドラ?付きトラック。

降りてくるコワモテのお兄さん(前回の体験により、ネットに関わる人が怖く見える)

 

挨拶をし、始まる工事。

 

お兄さんによると、工事とは名ばかりで、前に住んでいた方が回線をひていたとの事。

通信を確かめるだけ、で済むらしい。

 

器具を刺し通信を確かめていたお兄さんが、全ての始まりとなる一言を発する。

 

 

 

お兄さん

「あれ?」

 

 

なんて小さい呟き、、

俺じゃなかったら、聞き逃しちゃうね。。

 

 

 

「何か問題でもありましたか?」

 

お兄さん

「大丈夫です。外の電柱のところで回線が調子悪いみたいで、、見てきますね」出て行き、しばらくして、、

 

お兄さん

「大丈夫でした。これで工事は終わりました。では」

 

 

と無事工事が終わり、ルーターとONUを繋ぐ。IPoE方式のIPv4 over IPv6接続の契約なのでルーターは自動接続である。

 

ここで、いきなり訳のわからない単語が出てきて頭の痛い方に、ざっくりと。

知っている方、興味のない方は飛ばしてください。

 

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PPPoE方式とは従来の方式。

 

端末機器をネット接続する場合、電話回線網とプロバイダーを接続する、ネットワーク終端装置を必ず通る必要があり、通信量が増加すると混んでくる。通信速度が遅くなる。

 

高速道路の現金のみの料金所みたいなイメージ。

 

そして、IPoE方式とは新しい接続方式で、ざっくりと、

高速の料金所、ETCのイメージ。

早いし、簡単に接続できる。というものです。

 

 

 

 

 

 

IPとはインターネットプロトコル

v6とはバージョン6のこと

 

インターネットプロトコルとは

インターネットで通信を行うためのルール

今までは、v4が主流だったのですがその最新がv6となります。

 

インターネット通信の一番新しいルールということでしょうか。

 

 

ネット回線を道路にたとえると、

 

IPv4は舗装前の1車線道路。

 

IPv6は舗装された複数車線

となり、要するに、

 

IPv6は最新なので、回線が安定し、早い。

ということのようです。

 

 

 

IPoE方式のIPv4 over IPv6接続とは、

ETCで料金所も楽々。さらに舗装前1車線、舗装複数車線どちらの道路も走れるよ。

ということなのです。

接続設定の際、従来なら必要な、ユーザアー名や、パスワードもいらないという接続の簡単さもあります。

 

 

 

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つながったー!!

色々な思いが胸に込み上げる。よし、早速、ネットに繋いでみよう!!

いそいそと携帯電話のWi-Fi設定でパスワードを打ち込み、確認。

 

 

できてるー!!!携帯と連携できたー!!

これは、小さな一歩だが、今からのIT化に進む私には偉大な飛躍である。

 

その時、私の脳裏にはアームストロング船長の足跡が浮かんでいた。

 

よし、早く仕込みにいかなくては!!

大きな仕事を終えた私に、新たな任務が訪れる。

 

 

 

そして、仕込みが終わり、帰ってきた夜。

 

 

 

 

 

あれ?

携帯、圏外。

 

 

Wi-Fi回線、、

少し繋がって、すぐ切れる。。。

 

画面に映る

インターネットに接続できませんの文字。。

真っ白になる頭。

 

1週間、

調べに調べ、家に帰ってからルータ、ONUを初期化、再接続を繰り返し、

妻の携帯と私の携帯、2台で、

1台は繋がらないルーターへの接続。

もう1台で、設定、ルーターが繋がらない場合のサポートページの閲覧。

 

次々出てくる新たなIT用語。。

募るイライラ。。

八つ当たりで、思わず握りしめる、近くにあった本。

奇跡的なタイトル「怒らない人はうまくいく」

 

ムキーーーーーーーー!!!!なんか余計腹たつ!!!

すごく良い本でしたが、この時ばかりは、、、、

 

 

 

 

その後も回線会社、ルーターの販売元にチャットで質問。

繋がらない、お客様センターへの電話。を繰り返し、指示されたことをこなす毎日。

それでも上手くいかない。。

 

はた、と思い出す、回線工事のお兄さんの「あれ?」の一言

 

次の日、工事が早まった時にかかってきた電話番号に電話をかける。

 

 

「こんにちは、先日工事して頂いた私と申します。お聞きしたいことがあって、、」

 

 

お兄さん

「なんですか?」

 

 

「先日、工事の際に、なんか接続が、、みたいなことを言われてましたよね。

そのせいかどうか分からないのですが、回線が、繋がったり、切れたりするのですが、、

工事に問題などある可能性は、、」

 

 

お兄さん

「いやー、違いますね、こちらに問題はないです」

 

「そうですか、、失礼しました」

納得はいかないが、こちらは素人。

プロに自信をもって言われると、引かざるをえない。

 

だが、こちらも引き下がるわけにはいかない。

もう、すでに、プロバイダーへのお支払いは始まっているのである。

 

さらに、調査を繰り返し、絶対にこちらにミスはないと確信。

そして、直接では埒が開かないと、プロバイダーを説き伏せ、工事会社に再依頼。

 

 

ええ、忙し中、無理矢理の感じで、来て頂きました。

 

ちょっとイライラした雰囲気のお兄さんが、十分後、体を小さくしながら言いました。

「すいません、確かにおかしいです」と。

 

結局、元の基地局?の配線に問題があり、私の住んでいる地域ごと異常があったが、クレーム等が無かったため異常に気がつきませんでした。とのこと。

 

そして、ここで役に立つ本。

「怒らない人はうまくいく」

 

 

 

 

「ま、お茶でも。お陰でIT用語にも詳しくなりましたよ。ニヤリ」

 いつも器の小さい私が、大人の階段を1つ登った瞬間となりました。

 

そして、長かった回線騒動は終わりを告げ、新たなITの旅が始まるのである。

 

それでは皆様、

次回 あれ?パソコン開かない。の巻

まで、ご機嫌よう。